マルチポストとクロスポスト

複数のニュースグループに同じ内容の記事を別々に投稿すると、 同じ内容でも異なる記事として扱われます。 ネットニュースの記事は、 インターネットを伝わって世界中のニュースサーバにコピーされますから、 同じ内容の記事がいくつも投稿されると、 非常に大きな無駄が生じることになります。 また講読者の側も、複数のニュースグループを購読していれば、 異なるニュースグループで同じ内容の記事を何回も読まされることになるので、 かなり不快な気分になってしまいます。 だからこの“マルチポスト”は嫌われるんじゃないかと思います。

投稿先に複数のニュースグループ名をコンマで区切って指定すれば、 一つの記事をそれらのニュースグループに同時に投稿することができます。 これは“クロスポスト”と呼ばれます。 この方法では記事の本体は一つなので、 マルチポストのような無駄がありません。 また同時に投稿されたいずれか一つのニュースグループで記事を読めば、 その記事は他のニュースグループでは既読扱いになるので、 同じ記事を何度も読まされることもありません。

なんでマルチポストがこんなに嫌われるかというと、 世の中には営業上の宣伝活動として、 関係ないニュースグループにひたすら広告の記事を流し続けるようなひと (会社?)が存在することも一つの理由かもしれません。 このような行為はスパム (spam, spamming) と呼ばれます。 電話ボックスの張り紙に近い行為ですな。 ネットニュース、あるいはインターネットは、 世界中の人が共有している社会的基盤(インフラストラクチャ)なのですから、 そのルールを無視して自分勝手に振る舞うと、やっぱり非難されるでしょう。

また仮にクロスポストであっても、 投稿先に記事の内容と無関係のニュースグループまで含めることは、 マナーに反する行為です。 熱のこもった議論をしている最中に横から無関係な話をされると、 多少はムッとしてしまうでしょう? それに、いくら多くの人に知ってもらいたいからと言って、 対象を限定しないでメッセージを送るのはかえって逆効果です。 そのメッセージのないように興味を持っている人でも、 関係ないところでそれを押し付けられたりすると、 そのメッセージに対する信頼性を失ってしまいます。